ボードゲームのプレイアビリティは、ルールの簡略化は勿論、ボードや駒の色合いや手触り等、様々な要素で決まります。
どのようにして、ボードゲームのプレイアビリティを上げるかを考えていきたいと思います。
ルール、メカニクスを分かりやすくしてプレイアビリティを上げる
誰もが思いつく遊びやすさの向上につながることは、ルールを分かりやすくすることでしょう。分かりにくいルールのボードゲームは、プレイ開始までに時間がかかり、ルールを聞いている間に飽きてしまいます。どんなに楽しいボードゲームでも遊んでもらえなければ評価してもらえません。
ボードゲームのメカニクスも同じで、複雑であればある程、プレイアビリティは低くくなってしまいます。
ただ、あまりに単純にしすぎると奥深さがなくなってしまうので注意が必要です。
なかなか、単純なメカニクスで多用な戦略性を実現するアイデアはないものです。
アートディレクションからみるプレイアビリティ
アートディレクションと言うと馴染みのない言葉かと思いますが、見ためからくるプレイアビリティの向上につながるものと捉えていただいて構いません。
ボードゲームのボードや駒の色合いや形は単純に見ためだけで決まっているわけではありません。
色合いから説明すると、青系の色合いは寒いとか淋しい等、マイナスをイメージさせるのでボードゲームで使う場合は、マイナス点のトークン等の色合いに適しています。
赤系の色合いは、攻撃的、熱い等をイメージ出来るので、攻撃カード等に使う色合いとして効果的です。
黒い色合いは、敵の駒、白等の柔らかい色合いなら味方の駒等は誰もがイメージ出来るアートディレクションです。
アートディレクションは、あくまでプレイアビリティの向上の為のデザインとなるので、突拍子もない色合いは何の効果も生み出しません。
色合い以外にも、駒の形なんかもプレイアビリティ向上には大事な要素です。
丸型はいかにもコイン、お金をイメージできます。
大きさも重要で、カードのサイズは小さめでも大きすぎても扱いにくく、プレイアビリティを下げてしまいます。
ボードゲームのカードですが、パッと見た目だけでどんなカードを連想しますか。
赤と黒の色合いから悪いイメージが先行しませんか?
敵のカードだったり、マイナスイメージのカードだと判断できると思います。
手触りでも変化するプレイアビリティ
アートディレクションの一部でもあるのですが、ボードの厚みやザラッとしているのかツルツルなのか素材による手触りもプレイアビリティに影響します。
薄いより厚い方が持ちやすく頑丈なのでプレイアビリティは向上すると思います。
ペラペラの駒がボードゲーマーから嫌われるのは、単純な見ためだけではなくプレイアビリティも関係していると思います。
ツルツルの素材は近代的な世界観に、ザラッとした素材なら幻想的な世界観に合うような気がします。世界観に合う合わないも少なからず、プレイアビリティに関係してくると思います。
まとめると、プレイアビリティはアートディレクションやルールで決まる。
ボードゲームは手で直接触るものなので素材によってもプレイアビリティが変化します。
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